注文価格には「遊び」をもたせろ

成り行き注文でも、指値でも逆指値でも、とにかく注文を出すときは「遊び」をもたせることが大事です。

「遊び」というのは「余裕」のこと。すなわち安全性を担保するためのバッファのことです。まったく遊びがなくてタイトすぎる、またはシビアすぎる設定だと、ちょっとしたノイズですぐにストップを狩られてしまって、いわゆる損切り貧乏となってしまいます。

たとえば、「ここは重要な堅いラインだ」と考えているサポートなりレジスタンスなりがあるとします。ピッタリそこに合わせてストップを置いてはいけません。

プロはそういうところを狙って狩りに来ます。いわゆる「ダマシのブレイクアウト」と言われる動きです。重要なラインを突破(ブレイク)したと思ったら、ピョコンと一瞬飛び出しただけでまた元に戻る・・・ってことがよくありますよね? あれです。

こうしたダマシの動きに翻弄されないだけの遊びをもったストップ設定が肝要です。遊びをもたせる分、ストップまでの幅が広がるわけですから、当然ポジションのサイズも若干小さくせざるを得ません。ストップ幅と枚数のバランス関係はいつもシーソーになるべきであり、その調整は必ずセットで考えてくださいね。

ポジションサイズを小さくすると、当然利益は小さくなりますが損失も小さくなります。そのおかげで、心理的にゆったりかまえていられるようになります。ストップにも遊びがあるのでダマシの動きにも慌てることなく静観することが出来るようになりますよ。

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