2021年も大晦日に1年の経済金融を振り返る

昨年は最初で最後の投稿が大晦日となりまして、なんなら今年もそうしてやろうかと思いこのようになりました。

さて今年を振り返りますと、コロナ渦は収束しつつあるもののまだまだ日常が完全に戻ったわけではありませんね。どこかへ外出するのもまだ躊躇するし、マスクもまだみんな外せません。

FX・為替については円安進行が顕著に。数年ぶりのドル円水準になってきてますね。先進国の中で円だけ弱くなっているのが気にかかります。半導体やエネルギーなど世界的にモノの需給がひっ迫している中で、さらに円が弱くなっていたら諸外国にどんどん買い負けしてしまいます。マグロとかも中国などに買われてしまい、日本人にとっては超高級品になって食べられなくなってしまう日が来るかもしれません。

そしてこれまた世界的に進むインフレ。円安およびインフレを考慮すると、普通に考えれば「日本円を持っているだけで日々、その価値がどんどん目減りしていく」ということになる恐れがあります。資産の一部を米ドルなど外貨に換えたり、そもそも日本人に多いキャッシュ一辺倒の信仰を捨て、インフレに強い資産にも投資しておくほうがリスクヘッジになるのではと私は考えております。キャッシュ(現金)はインフレに弱いので、預金しているだけで実質価値が目減りするのです。

不動産などもインフレに強い側面はありますが、なにしろ流動性が低すぎるので価格形成が不透明。維持費もかかる。売買の手間が非常に面倒。こうしたことを考えると、やはり株式、それも個別株ではなく市場全体の指数に投資するインデックス型の投信やETFが無難だろうと思われます。これは昨年の大晦日の記事でも書きましたが、やはりこの1年を通して振り返ってみてもこの戦略に間違いはないかなと確信しているところです。どうしても不動産をポートフォリオに加えたい人はREITを買えば良いでしょう。

ただ、金融資産が小さいうちはまずレバレッジが効くFXでガツンと増やすのもいい。なにしろインデックス投資などは20~30年以上でのゆっくりとした長期複利が前提です。すでに一定の資産を持つ人や安定した収入がある人が安定して増やすには良い手段ですが、逆に「持たざる者」が一発逆転するのは無理だからです。そういう場合は、当ブログでも過去にご紹介した「FX複利戦略」などが向いているでしょうね。

さて2022年はどんな一年になるでしょうか?
コロナが完全収束して、自由で平穏な日常が戻るといいですね。

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