HX30V使用レビュー HX5Vという名機を駆逐するほどではない

ソニーのHX30Vというデジカメを買ったので、kakaku.com風の形式でレビューを書いてみます。

前機種のHX5V(これは名機だと思う)とキヤノンのデジタル一眼レフを持っていて、そこにHX30Vを買い足しました。HX5Vと比較しつつレビューします。

【デザイン】
決して「オシャレ」ではないが、ソニーらしくソツなくまとまって質実剛健な感じ。

【画質】
これは巷間騒がれているように、「油絵」感がハンパないです。
プレミアム・オートで撮ると、一見綺麗なんだけど、よく見るとなんかのっぺりしている。フォトショップで滑らかにした肌みたいな感じ。

さらに暗い照明の室内(いい雰囲気のレストランとか)なんかで撮るとかなりドイヒーなことになる。まさに文字通り油絵というか、その「筆致」まで見えるかのような感覚さえ覚える。油絵というか、太いクレヨンで描いたかのような仕上がりになる。ISO感度のオート調整が悪い方向に作用しているようだ。

旅行とか、とりあえず一応の記録が確実に出来ていればそれでいいや・・・という場合はこれでも問題はないでしょう。

ただ一眼レフの画質に慣れた目から見ると、かなりがっかりします。前機種のHX5Vはもっといい感じで、こんなひどい画にはならなかったのに・・・。

【操作性】
悪くはありませんが、やっぱり一眼レフなんかと比べてしまうとストレスがたまります。
操作性に関してはHX5Vとさほど変化無し。

【バッテリー】
省エネ設定をしているせいか、特に電池切れになったことはありません。
ただし一日外に出て動画も撮りまくるとかいう場合は、予備バッテリーが必要になるでしょう。

【携帯性】
これはHX5Vに比べて劣化しました。
分厚くて重いです。20倍ズームと引き換えですね。
ジーンズなどのポケットに入らないこともないが、かなり厳しい。

【機能性】
機能豊富とも言えるし、無駄な機能だらけとも言える。
コンデジでは操作性の問題もあって、 結局オートに頼りがちなので、機能が豊富でも実質的にはあまり意味がない。

【液晶】
これは十分に綺麗だし、特に文句ありません。

【ホールド感】
デカくなった代わりに、ホールド感はかなり良くなった。滑り止めラバーなんかも要所要所に配置されていて、よく考えられている。

【総評】
ストロボがポップアップする機構になったのがウザい。邪魔である。

全体的にはHX5Vのときに感じたような衝撃はなかった。画質に関しては退化してるし。

ただ動画に関しては、HX5Vも良かったけどさらに良くなっていると思う。マイクも相変わらず前面ではなくなぜか上面にあるけど、HX5Vよりも高感度かつ低ノイズになっているのでは。ただ、ズーム時のモーター音まで録音されてしまうのはどうにかならないものか。

写真(オート撮影時)の画質は噴飯ものだが、動画の画質は超絶綺麗で驚く。こんな小さなカメラで20倍光学ズームの動画が撮れるなんて、ありがたい。外付けマイクを付けられたら完璧だったのに。

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