NHKで放送された、新井和宏さんというファンドマネージャーに密着した番組を見た感想

2015/5/16に放送された、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』。
スゴ腕金融マンこと新井和宏さんに密着したという回で、今さらですが録画したものを見たので感想を。

iPhoneポチポチ

まず番組冒頭、左手に持ったiPhoneを見ながら、何かをノートPCに打ち込む新井氏。
よく画面を見ると、その日の終値など株取引のデータを一生懸命ポチポチ入力しているようだ。

っていうか、それ自動入力にしたほうがいいんじゃね!? と思わずツッコんでしまった。
株価なんて自動であらゆるソースから情報引っ張ってこれるんだから、スクリプト組んで自動化すれば一瞬で終わる作業だし間違いも発生しないのに。いちいち手動でやってることに驚いた。

しかも使ってるソフトはなんとエクセル!!
なんか特別な管理ソフトでも使ってるのかと思いきや、普通のExcelで株の取引記録をつけていた。

エクセルに手動でポチポチ…。iPhoneに表示されたデータをせっせと手動で転記…。140億円を動かすという人がこんなアナログかつ非効率で頭悪い方法なんかでいいのだろうか。まあ結果を出してればなんでもいいのか。

株価に一喜一憂してるような気が…

株価を見て「うわ、今日4%上げてるのか…」などとつぶやいていたが、別の場面では「我々は(投資先の)短期的な業績は見ないです」とドヤ顔。うーん、日々の株価上げ下げで一喜一憂する発言をする人が「短期的な業績は見ない」と言っても矛盾があるし説得力がない気がする。

さらに「お金をいくら増やしても全然幸せにならない」とのたまう。
テレビ向けに綺麗ごとを言うのが好きな人なのかな?と思ってしまう。

ちょっとアレな感じがする

オフィスは鎌倉にある古民家。
鎌倉に住んでいるのかと思いきや、通勤片道1時間半かけて電車で通っているという。
意味がよくわからない。
長時間通勤といい、データ手動入力といい、とにかく非効率が好きな人なのかな?

仲間と立ち上げた金融ベンチャーだという。

まず朝一番でやることはトイレ掃除。普段は社長がやっているが、不在時は新井氏がやるという。「朝一番でトイレ掃除」と聞いた時点でちょっとイヤな予感はしていたが、やはり的中。なんと素手でトイレ掃除している。

ああ、なるほどそうか。そっち系なんですね。あっ、ハイ。ちなみに私は「トイレ掃除を素手で」とか「トイレの神様がうんたら」とかいう系統の価値観は個人的には嫌いです。

手動大好き?

朝9時になり、さっそく株価のチェック。

またしてもノートPCを見つつiPhoneを覗き込み(笑)、「あーーー、ツムラ高いねぇ」。
いやいやいや、iPhoneじゃなくて、まずモニター2枚くらい置いてデュアルディスプレイにしろよ、と。出先ならともかくオフィスでもiPhoneで株価チェックする金融マンって。。。 新井氏の隣に座っている人は普通にデュアルモニタ構成にしているのに。

またしても手動で取引記録をつけていくシーンが映し出される。
いや、だから自動化しなよ、それ・・・。

インデックス買ったほうが早くね?

新井氏の投資手法は、「社会的に意義がある」と思った46社の企業株に均等に投資。これで、ある一社が暴落しても全体が大きなダメージを受けなくなるという。要するにバスケット投資ですね。

そして日々の売り買いでは、先の46社の中で、株価が上がったところを売って、下がったところを買い増し、各社で同じ投資金額になるよう調整し続けるのが大原則だという。しかし「社会的に意義がある」という大義名分で買ったはずの株を、日々の上げで売るとか矛盾しているのでは。何があろうとバイ&ホールドで応援するというのならば筋が通りますが。

投資では原則(ルール)を決めて守り抜くのが大事。自分の判断は挟まない。
そうしないと心理的弱さが出ちゃう、とのこと。
これはFXでもなんでも、投資全体で同じだと思います。

この手法で2010年からの5年間、なんとTOPIXを上回るパフォーマンスを記録したというチャートが表示される。170%資金が増加したという。しかし番組では触れられていなかったが、このチャートを見る限り、結局最終的にはTOPIXに追いつかれている。

「170%増加」と聞くとものすごい数字だが、「インデックスをちょっとだけ上回る」あるいは「インデックスとほぼ同じ程度」だと聞くと、大したことがない。実際、アクティブファンドとしてはインデックスを大きく上回らない限り、やっている意味がないのでは、と個人的には思います。

壮絶な経歴

その後、「社会を豊かにするいい会社」が困っていたら資金を貸して助ける・・・という話が続く。

家庭の事情でお金に苦労し、夜間大学に通いながら昼間は働く。大卒後は住友信託銀行に就職し、そこで金融工学を徹底的に勉強。その後外資系ファンドに転職して10兆円ものマネーを運用。プレッシャーで安心して眠れなくなったという。ついに39歳で倒れ、ストレスで身体に不調を抱えた。それで退職。

『日本でいちばん大切にしたい会社』という本を書店で読み、衝撃を受ける。
それから半年後、かつての仲間と金融ベンチャーを立ち上げる。
各地で説明会をし、267人の投資家から3億円の資金を任されてファンドがスタート。
現在は1万人くらいの投資家から資金を預かっているらしい。

全体の感想

社会貢献が云々という話は置いておいて、あくまでも投資手法として参考になるものはないかな、という点で番組を見ました。

結論としては、

  • やっぱりインデックス投資が最強

これに尽きますね。

世界の株式インデックスやREIT等に分散して投資信託やETFを買うのが最も効率がよくコストも低く安全性も高いな、と改めて思いました。

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