今日、日銀の介入がありましたね。
民主党代表戦の後いつかはあるとは思ってましたが、まさかいきなり来るとは予想してませんでした。
僕は今日ポンド円をpivot(128.580)でロングする指値を出しておいたんです。そしたら、じりじり下がっていって、あ?ギリギリ約定したなぁ良かった良かった・・・と思った(実際にはリアルタイムでそう思ったのではなく、後からチャートを見てそう思ったのですが。その理由は後述します)のもつかの間、
突然 ドーン!! と吹き上がった。
そんでいつもの感覚でリミットもIFOで入れておいたから、エントリーしたと思ったらあっという間にリミット達成。
そういうわけで、リミット幅がいつも通りの設定(たいてい前日のボラを見て決める)だったので、この世紀の大チャンスに、たったの85pipsしか取れませんでした。せっかく超最高のポイント(本日最安値ピッタリ)でエントリーできたのに・・・。
っていうか、実は介入発動時、僕は寝てたんです。9時くらいにIFO注文を出しておいて、眠かったから昼寝(朝寝?)した。そしたら、設定しといたアラートメールが鳴って、なんだなんだと起こされてみたら、介入。起きた時点で自分のポジションは既にエントリーから決済まで終わってた。
チャート的には何日も前から、4時間足の200SMA(=1時間足の800SMA)からだいぶ乖離した地点で何度も底を試して跳ね返されていたので、そのうち200SMAに向かって上に行くだろうなとは予想してました。
そしたらまさか、こんなに早く日銀介入があって、一気に7時間程度で200SMAを超えちゃうとは。大局的な値動きはテクニカル的に予想通りでしたが、このタイミングでの介入発動は予想外。
この記事を書いている現時点で、4時間足200SMAをちょっと越えた132.50?60辺りです。介入の威力は凄まじいんですね。
さきほどの僕のロングも、もっと介入を意識してればリミットをもっと上にしておいたのに!・・・と言っても後の祭りですが。本当にリミット設定は難しい。
「たられば」は禁物ですが、自分が利食ったポイントから短時間のうちに、さらに300pipsも上昇されてしまうと、やっぱり悔しくて仕方ない。
まあ利益は少なかったですが、逆に損しなかっただけ良しと思うことにします。今日ストップ入れずにショートポジ持ってた人は悲惨なことになってるでしょうね。このブログで飽きるほど書いてますが、ストップは絶対に入れておくように。
今回の教訓
介入など大イベントがありそうな時は、いつもよりリミット広めかリミット無しにしておく。ただしストップはもちろん広げない(イベント時は激しい上下動で無駄に狩られる可能性も上がるが、狩られたら動きを見て再度入ればいいだけ)。
23:50追記
もう日付が変わろうとしてますが、まだまだ上がり続けてますね。ポンド円は現在133.74。500pips以上の上げ・・・恐ろしい。この分だと、日足の200SMAタッチを目指す勢いですね。
介入をリアルタイムで体験したのは初めてです。短期的には凄い効果ですが、しかし中長期的に見れば、単独で介入しても無駄だと思う。だって、今回の円高の原因は「円が強い」というよりも「ドルが弱い」のだから。アメリカ経済が復活しない限り根本的な解決にはならない。それに為替市場の巨大な規模も考えると、いくら日銀が単独で頑張ってもたかが知れている。
2010.9.22 追記
池田信夫 blog : 「円高」の空騒ぎ – ライブドアブログ
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今回の介入について頭が良い人が書くと、上記のような感じになるようです。
池田さんは「1ドル=60円台になってもおかしくない」と書いています。僕は以前に当ブログにて、根拠もなく「1ドル=50円を割ることだってありえる」と書きました。
あ、根拠もなく・・・と書きましたが、正確に言えば「テクニカル的には十分にありえるけど、俺はアホだからファンダメンタル的な根拠は知らん」という感じです。
個人的には常にファンダメンタルと値ごろ感は無視してトレードしてますので、1ドルが100円になろうが50円になろうが知ったこっちゃありません。そもそも、昔は1ドル360円だったし、もっと遡れば、最初は1ドル=1円だったんでしょ? だったら、介入しようとしまいと、長い目で見れば結局なるようにしかならないと思います。要するにアダムスミスのアレね。それくらい巨大なものが通貨市場ですから。Let it be.
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