あなたは、パソコン内で何かファイルを探すときにどうやっていますか?
まさかWindows標準のクソ検索機能を使っている方はさすがにいないと思いますが、多くの方はGoogleデスクトップなどでしょうか。
私もずっとGoogleデスクトップを使っていたんですが、不満点がいくつかありました。
- 最初のHDDインデックス化にものすごく時間がかかること。
- そして、その後もずっと常駐させていなければならず、そのせいでパソコンの起動や動作が重くなること。
- 検索するときにいちいちブラウザが開くので、急いでいるときなどイライラすることがあること。
もっと軽くてサクサク使えるファイル検索ソフトが無いものかと思っていたら、やっぱりあるんですね。遅ればせながら最近知りましたが、「Everything」というフリーソフトがそれです。
まず驚いたのが、その劇的なインデックス作成速度。
起動したら自動的にHDDの各ドライブをスキャンしに行くのですが、これがものの数十秒くらいでインデックス化が完了してしまう。数TB分のHDDを合計2基でも、30秒もかかりませんでした。これは超絶ウルトラ激速です。Googleデスクトップなどは数十時間かかることもあったので、この圧倒的スピードは驚異的と言えるのです。
ただしGoogleデスクトップとは違ってファイルの中身まではインデックス化せず、ファイル名のみなので速いのも当然と言えば当然なのですが、それでもWindows(私はXPですが)の超クソ遅くて不便な検索機能と比較すると雲泥の差です。インデックス化が超速なため、常駐させておく必要がなく、使いたい時に起動してその都度インデックス化すればいいのです。これは従来の常識からすれば、革命的なことです。(※仮に常駐させておいたとしても、メチャ軽いです)
これで任意のファイルを探すのが便利になります。たとえば「.jpg」で検索してやれば、一瞬で、パソコン内の全てのjpgファイルのリストが出てきます。もちろん正規表現を使うことも出来ます。
こうしたEverythingやGoogleデスクトップなどの革命的検索(インデックス)ソフトは、従来からのパソコン利用法を根本から覆すインパクトを持っています。従来は、ファイルをいかに上手く分類してフォルダ分けして保存するかが大事なテクニックでした。このフォルダ分けが下手だと、欲しいファイルが自分のパソコン内のどこに保存されているのか分からなくなり、「迷子ファイル」となってしまう危険がありました。
しかし前述のファイル検索ソフトさえあれば、そんな分類作業をする必要がなくなります。必要なファイル名で検索すればいいのですから。なので、今後必要になるPCスキルは、「後で検索しやすいファイル名を付けるノウハウ」となってくるでしょう。 ※もちろん、バックアップのしやすさなど総合的に考慮すると、きちんと整理してフォルダ分けしておくに越したことはありませんが。
こうしたソフトをまだ導入していないのならば、今すぐ導入すべきです。Everythingは無料ですから、とりあえず試してみるといいでしょう。
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