たとえば、いつもストップ・ロス(損切りのための逆指値注文)をだいたいエントリーから30pips下に置いているとします。
で、ストップぴったりで狩られて反転とか、あるいはあと数pipsストップに余裕があれば耐えて反転できたのに・・・とか、そういう事例が何回か起こるとする。
そうなると、どうしてもストップを広げたくなるのが人情。
上記の例で言えば、「次からはストップを40pipsにしようかな♪」なんて考えちゃう。
でも、そうして広げたストップで再度同じようなことが起きたらどうします?
広げたストップが結局狩られたら、ただ無駄に傷口が大きくなっただけです。
これは麻薬のようなもので、この「ストップがあと少し余裕あれば耐えられたのに!」という感覚に囚われてしまうと、どんどんストップを広げる悪循環に陥ってしまいます。キリが無いんです。
そうしたストップずらしをやってたら、そもそものストップを置く位置を決めた合理的な根拠が無意味になってしまう。
ストップを狩られないための(遠い位置にした)ストップなんて、ストップの意味がありません。
ストップは毎回、リスク管理とチャートでの合理的な理由によって位置を決定する。これを守りましょう。
むろん、そのストップの決め方自体に問題があって無駄に狩られてばかり(いわゆる「損切り貧乏」)ではダメですから、とにかく記録を取って自分のクセを見抜きましょう。
・・・え?
結局どうすればいいか、まだよく分かんないって??
要するに、「どうせ狩られるなら、とりあえずストップ狭くしとけ。対策はそれから考えろ」ってだけです。すごくかんたんに言うと。
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