日本のエリートは70年前から全く進歩していない

以前の記事で、「戦力の逐次投入は最も愚かな兵法」だと書いた。

今般の原発事故の対応を見ていると、この逐次投入の愚行を「大本営」は再び繰り返している。

初期段階でアメリカの提案も受け入れて、廃炉前提で全力を挙げれば阻止できたかもしれない。それなのに、作戦や人員を小出しに投入して、どんどん被害が拡大して後手後手に対応。もはや手がつけられなくなっている。これぞ戦力の逐次投入の最も悪い見本だ。

 

我が国のエリートは本質的にバカしかいないようだ。少なくとも大東亜戦争での教訓が何一つ生かされていない。あの戦争のときも、国中から試験を勝ち抜いてきた超優秀なエリートたちが、素人目に見てもおかしいと思える愚策を連発して国を悲惨な敗戦に導いた。政府の情報隠蔽体質も、「大本営」そのものだ。彼らは70年前から何一つ進歩していないのだ。

東電の記者会見も、いかにも官僚らしく(東電は民間会社というより官僚機構に近い)、曖昧な説明に終始していた姿が当初は目立ったように感じた。その姿は、自分たちの地位保全を最優先に考え、責任逃れをしようとする意図があったように思えてならない。、

菅直人など、この期に及んで谷垣自民党総裁に入閣を打診。しかもそれが「原発問題担当相」って・・・。責任のなすり付けがミエミエじゃないか。

 

この大変なときに現場で頑張っている人たちがいるのだから批判などすべきではない、という意見がある。それは確かにもっともだが、そのことと政府や東電上層部の責任を問うこととは別に考えなければならないと思う。既に何年も前から危険性が指摘されていた福島原発の問題を無視・放置していたことは、もはや人道に対する罪であるのではないだろうか。

さらに言えば、そうした無茶苦茶な原発政策を見過ごし、そういう政策を推し進めた政治家たちを当選させてきた国民にも責任はある。我々は選ぶ責任があるのだから、今後は原発を推進する政治家や既存原発の問題を放置している政治家を落選させることで意思を表明するほか無い。

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