ストップ(損切り注文)の決め方。狭いほうがいいのか、広いほうがいいのか。

FXにおいて、ストップ(逆指値)をどう設定するのか、悩みどころですよね。
ストップを狭くすれば、ちょっとしたノイズにすぐ狩られてしまう。
かと言って広くすれば、それだけリスクも大きくなる。ポジション保有時間も長くなり、デイトレーダーにとっては効率が悪くなる。

 

リスク(損失額)を基準にしたストップの決め方については、以前の記事でも書きました。

1に損切り、2に損切り、3・4が無くて5に利確
ストップ注文(損切り)は投機をやる上で絶対に必要。ロトの鎧より強い。 著名な投資家・投機家たちが口を揃えて言うのは、「とにかく資金を失...

ただ、これは自分の資産に対するリスクの「絶対額」を算出するためのものであり、相場の状況に応じたストップ位置を割り出すものではありません。

 

じゃあ、どうすればいいのか。

やっぱりここでも「記録」が大事です。
自分のトレードの癖を、とことん記録して分析する。

私の場合は、過去の膨大なトレード記録を見直した結果、ある共通点に気がつきました。

それは、最終的に利益となったトレードにおいては、ポジション保有中の最大逆行値(含み損)が極めて狭い、ということです。たとえば、100pips取れたトレードの最大逆行値は、5pipsとか8pips等、せいぜい10pips以下であることが多かったのです。

逆に、最終的に損失となったトレードにおいては、最大順行値(含み益)が狭かった。スプレッドの分だけ必ずマイナスから始まりますから、最大順行値がマイナスのままストップにかかるものも非常に多い。

 

これはどういうことなのか?

要するに、自分が「ここだ!」と予想したポイントとトレード方向は合っていることが多い。で、その予想とは逆行した場合には、ストップまでの距離が50pipsだろうが100pipsだろうが、結局損切りで終わることが多かったのです。だったら、10pipsとか20pipsとか、もっと早い段階で見切りをつけたほうがいい。私の場合はポンド円ですが、ドル円だったら5pipsから10pips程度でもいいかもしれない。

 

つまり、すっごく簡単に言うと、
 
自分の思惑と逆行したらさっさと損切りしろ
 
ってことでした。

ストップを非常にタイトにすれば、ポジションサイズも比較的大きく持てますから、順行した時のリターンはでかい。結果的にリスク・リワード・レシオが良くなるわけです。

より分かりやすいように、非常に簡単な例を挙げてみます。

(1)ポンド円1枚を、ストップ100pipsでロング。
(2)ポンド円3枚を、ストップ10pipsでロング。

(1)の場合、1回の負けトレードで1万円の損失です。
(2)の場合、3回負けても9千円の損失です。

つまり、(1)より(2)のほうが、より大きなポジションを持ちつつも、何回もチャレンジできる。より多く失敗できる余裕が生まれるのです。そして上手くいったとき(予想通りに動いたとき)には、大きな利益を得たり、ストップを建値に動かして高見の見物が出来るのです。

 

強いサポートやレジスタンス、各種節目など、「ここだ!」と思ったポイントでの仕掛けは、何回かに一回はハマるものです。「ここだ!」を繰り返せば、だいたい成功する確率が見えてくる。毎日ずっとチャートを見てると、なんとなく固いポイントが雰囲気でわかる。特にラインを引かなくとも、「ここだ!」が見えるものです。

でも100%で予想が当たるなんてことは絶対にないから、自分の予想的中確率を生かせるトレードの仕方が大事。

だから一発勝負ではダメで、何回もミスることを前提に仕掛けなければいけないのです。

 

というわけで、
狭いストップ&多めポジで何回もトライ
が私の結論。

要するに短時間デイトレ&逆張りの考え方ですね。勝率にこだわらず何回もミスる(損切りする)前提ですから、個々のトレードで期待されるリミット:ストップの比率は最低でも2:1、できれば3:1以上は欲しいところです。(ただし例外として、勝率が安定して高い手法の場合は、1:1程度でも良い)

たとえばリミットが20pips、ストップが10pipsのトレードを10回やって勝率40%でも20pipsのプラスです(4*20-6*10=20)。ただし理論的にはそうなるはずですが、現実にはなかなかリミットまで我慢してホールドできなかったり、あるいは安全のためにとトレーリングしたストップに途中でひっかかってしまうことも多々あります。ですから、仕掛け時点で3:1とか4:1以上のリスク・リワードが期待できるトレードのみエントリーしたほうがより良い成績となるでしょう。

もちろんこれは人によって向き不向き・合う合わないがありますので、とにかくあなたのトレード記録をひたすらつけて分析するところから始めてください。

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